”キャンドル”と言ったらお仏壇にある白い蝋燭であったり、お誕生日ケーキにつけるものを連想する人が多いのではないでしょうか??
実はそれらの原料はパラフィンワックスから作られています。
パラフィンワックスは日常でたくさん使われているんだね。
キャンドルを作る際にまず、ワックスの種類を決定するのですが、
パラフィンワックスが有力な候補の一つになることは間違いありません。
今回はそんなパラフィンワックスの基本情報から、キャンドル製作で生かせるお役立ち情報まで
説明をしていきますね。
パラフィンワックスの基本情報
早速パラフィンワックスについての情報を見ていきます。
原料
パラフィンワックスは石油由来の原料で作られています。
その原料から連想できるように、燃焼する際の鼻を突くにおいが特徴です。
パラフィンワックスはその原料(石油)から、環境への影響について議論が繰り広げられてきました。
”石油由来だから環境に悪い”派と、”石油の副生成物から作るから環境に優しい”派の二意見に分かれているよ。
実際どちらの意見もごもっともですが、やはり石油でできているので、環境への影響は少なからずあるかと思いますね。
価格帯
ソイワックスや、ビーワックスなどのどのキャンドルワックスよりも安く、パラフィンワックスの一番のメリットとして価格が安いことが挙げられます。
安かろう悪かろうではなく、安価でとてもしっかりしているので、作品を作る時や日常で使うにはもってこいの素材です。
パラフィンワックスは他のキャンドルワックスと比べ、安いことが人気の秘訣ということでしたが、他にどんな種類があるのかご存じでしょうか??
パラフィンワックスが石油由来なのに対し、自然由来のキャンドルワックスがあるんです。
自然由来のワックスには、ソイワックス、ビーワックス、パームワックスなどが代表的です。
自然由来のキャンドルワックスは、生き物が原料なんだね!
『自然由来のキャンドルを使いたいけど、お値段が少し気になる。』という意見をもとに作られたのが、ソイワックスになります。
金額的にはちょうどパラフィンワックスの次ぐらいの価格帯になり、そんなに高くありません。
実際、minne や Creema などでキャンドルを調べてみると、ソイワックスを使った作品がとても多く、人気があることがうかがえますね。
ソイワックスについて気になった方下の記事をご覧になってください。
キャンドル製作でのパラフィンワックスの用途
キャンドルを実際に作る時、パラフィンワックスはどのような時に用いられているのか紹介していきます。
①キャンドル製作に欠かせないメイン材料
言わずもがなキャンドルのメイン材料として使用されます。
融点が高いものから低いものまで揃っていますので、モールド(型)さえあれば、ピラーキャンドル、瓶があればコンテナキャンドルまで様々な作品を作ることができます。
モールド(型)はネットで普通に売っていますが、買うと少々高いですので、お試しで作りたい時は紙で作った方がいいかもしれません。
紙を使ったモールド(型)の作り方については下の記事に書いていますので、参考にしてみてくださいね。
②粘土みたいこねて作品を作ることができる
パラフィンワックスは粘り気があるキャンドルワックスですので、まだ完全に固まっていないものに限っては、粘土のように成形することが可能です。
下の画像は、実際に手で造形している画像です。
パラフィンワックス製のワックスシートはボロボロになりにくいので、
とても重宝しています。
ワックスシートを手で触るときは火傷に気を付けてね!
ワックスシートを使うことで、独自性を発揮でき、より一層キャンドル作りが楽しくなりそうですね!
③取れやすいパーツを補強できる
パラフィンワックスを使ってディッピングをすることで、取れやすいパーツを頑丈に補強することができます。
パラフィンワックスを使う理由として、他のキャンドルワックスより透明なので、作品の顔がよく見えるということがあげられます。
ボタニカルキャンドルがそのいい例ですね。
ディッピングについて、もっと詳しく知りたいという方は、下の記事をご参照ください。
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