コンテナキャンドル(※ソイワックスを使用)を作っているときに瓶とキャンドルとの間に隙間ができて、見栄えが悪くなることってありませんか?
文章で説明するとなかなか伝わりにくいと思うので、下記に実際の写真を載せますね。↓↓
写真では分かりにくいですが、実物を見るとかなり目立っているので、綺麗なものではありません。
見た目はとっても大切だからね。。
何とか対策して綺麗なキャンドルを作りたいですよね。
今回は瓶から剥がれて見栄えが悪くなる問題の対処法を紹介していきたいと思います。
原因:なんで問題が発生するのか?
原因はキャンドルワックスの収縮率が考えられます。
ソイワックスに限らず、キャンドルワックス全般冷やすと縮んでしまいます。
注蝋したときは瓶にフィットしていますが、冷やすと縮み、瓶とキャンドルとの間に隙間ができてしまいます。
小学生の理科の授業でやった、”鉄球を火で炙ったら大きくなった”というのを思い出したよ。
ですので、収縮率をなるべく小さくする対策が必要ということです。
収縮して瓶から剥離しないようにするには(事前対策)
ソイワックスと瓶の間に隙間ができるのは、キャンドルワックスの収縮率が原因でしたね。
剥がれてしまう問題が起きる前に事前に対策する方法がありますので、3点ほど紹介します。
事前対策1:コンテナ用のワックスを使用する
ソイワックスにはハードタイプと、ソフトタイプの2種類があります。
簡単に説明すると、ハードタイプはピラーキャンドル(キャンドル自体で自立するもの)を製作するときに使用し、ソフトタイプは、コンテナキャンドルを製作する際に使用します。
よくあるのが、コンテナ用のソフトワックスを使用しておらず、瓶とキャンドルとの間に隙間ができやすくなっていることです。
ハードタイプと、ソフトタイプでは、ワックスの収縮率や硬さが全然違いますので、
用途に合ったものを使うことがとても大事ですね。
使っているソイワックスの種類をよく確認してみてね!!
コンテナキャンドルを作りたいときは、ソフトタイプ(コンテナ用)のソイワックスを使って製作してみてくださいね。
事前対策2:注蝋する時の温度に注意する
ソイワックスは温度管理がとても大事です。
キャンドルを製作するときは、できれば温度計を購入しておいた方がよろしいかと思います。
温度管理は非常に重要ですので、持っておきたいアイテムです。
最悪、温度計はなくても大丈夫だけど、やっぱり作品の質に影響してくるよ。
キャンドルワックスの収縮率をできるだけ抑える方法なんですが、
一つコツとして、キャンドルワックスに少しだけとろみが出たところで注ぐのがベストタイミングです。
完全に溶かしてサラサラの状態で注蝋しては、冷やしたときにキャンドル自体が収縮し、瓶との間に隙間ができやすくなってしまいますからね。
この記事で取り扱っている問題にかかわらず、キャンドルを作るときには、注蝋する時の温度に気を付けてみてくださいね。
事前対策3:【重要】数回に分け、回しながら注蝋する
この項目が一番大切といっても過言ではありません。
ワックスを注ぐときは、数回に分けて瓶全体にワックスがいきわたるように入れてみてください。
下に図解を載せますね。
簡単に解説すると、
①ワックスの余熱を十分とった後で、瓶に少量だけ注ぎ入れます。
一番初めはほんの少しにするのがキモです。
②瓶全体にワックスがいきわたるようにぐるぐる回します。
③ワックスが固まるまでぐるぐると回し続けてください。
固まったらこれを3~4回繰り返します。
ある程度繰り返したら、ワックスと瓶との間がはがれにくくなるので、残ったワックスを全部注いでしまっても構わないです。
この方法を試すことで、大体改善できるはずです。
ソイワックスと瓶が剥離してしまったら(事後対策)
作品を作っていくときにはどうしてもイレギュラーなことが発生するものです。
もし、事前対策をしていてもソイワックスと瓶との間がはがれてしまうことがあるのなら、これから紹介する対策方法で対処可能です。※できれば控えたいですが。。
事後対策:瓶ごと湯銭にかける
上記の事前対策でも問題が発生した場合は、いっそのこと瓶ごと湯銭してみましょう。
とはいってもあまりおすすめできないので、できれば控えたいです。
湯銭する時間は短時間にしてくださいね。
瓶から見えるキャンドルの表面が少し溶け出す程度に温める程度がちょうどいいです。
精油はとっても蒸発しやすいから、湯煎しない方がいいかもね。。
冷却するときはゆっくりと時間をかけて冷やしてくださいね。
蓋がある場合は、被せてなるべく固まるまで時間がかかるようにしてください。
これで大半はうまくいくはずです。
注意:やってはいけないこと
早く完成が見たいからと言って冷蔵庫に入れて冷やすことだけは絶対にやめてくださいね。
キャンドルワックスが急激に冷やされて、ヒビや割れが発生してしまいます。
完成した姿を早く見たいのはよくわかりますが、できれば時間をかけて冷やしていくのが大切です。
せっかく作ったキャンドルが台無しになることは嫌ですからね。
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