キャンドルを使ったことがある人は共感できると思いますが、
完全に使い切ることは難しいですよね。
使い終わったキャンドルの形状、種類によりますが、多少なりともワックスが残るかと思います。
なんだかとってももったいない。。なんて思うことはありませんか?
せっかく使えるのに捨てるのはもったいないよね。
実は燃え残ったワックスは再利用ができます。
しかし、再利用するのには気をつけておかないといけない点があります。
今回はそんなワックスを再利用時の注意点について説明していきます。
温度管理に気を付ける
キャンドル製作は温度管理が命です。
アロマを入れるタイミング、モールディングをするタイミングなどは全て温度で決まるといっても過言ではありません。
ワックスの加熱のし過ぎは特に注意しておく必要があり、自然発火など、あらぬ危険を招くこととなります。
加熱のし過ぎで勝手に火が付くんだね。
因みにどのワックスも大体200℃を超えると自然発火してしまいます。
そこまで加熱しすぎることは稀ですが、気を付けておかないといけませんね。
加熱のし過ぎはワックスの劣化を招く
再利用するときに加熱しすぎてしまうとワックスが劣化してしまいます。
ワックスが劣化すると、全体的に少し黄色っぽくなり、わずかに古い油の匂いが漂ってきます。
一、二回再利用したぐらいではワックスは劣化しませんが、何回も何回も繰り返すと確実に劣化していきます。
劣化してしまったワックスはそのまま使うとキャンドルの完成度が悪くなってしまうので、そのようになった場合は、可燃ごみに捨ててくださいね。
加熱のし過ぎを抑える方法はワックスの温度を測りながら製作することが大切です。
温度計があると安心してキャンドル製作ができるね!
アロマキャンドルのワックスを再利用しても同じ効果は期待できない
アロマキャンドルの燃え残りを再利用しても、いい香りがするキャンドルは作ることができません。
アロマ成分(精油等)は非常に蒸発しやすい成分でできています。
そのため、再利用する際にもう一度加熱するとアロマ成分が熱で蒸発してしまいます。
多少はアロマ成分が残っているかもしれませんが、だいぶ香りが弱くなってしまい、ほどんど香りがしないでしょう。
もし、再利用する場合は、ご自分でアロマを追加したほうが無難かもしれませんね。
ゴミやススが混入している場合は使用を避ける/取り除いて再利用する
ワックスを溶かしたときにホコリやペットの毛などが混入してきます。
一回だけならまだしも何回も再利用してくると、それらのゴミが累積してきます。
キャンドルを使用しているときに目立つので、あまりいいものではありません。
また、ゴミだけではなくキャンドルを使っているとどうしてもススが発生します。
運悪くそのススがキャンドルについてしまい、そのまま再利用すると黒ずんで、見栄えが悪くなる原因になります。
ワックスにゴミやススが大量にある場合は捨ててしまってくださいね。
ネコやイヌなんかの毛や小さいゴミはどうしても入るよねトホホ。。
しかし、そもそもススを発生させないキャンドルの使用方法があればもっといいですよね。
その分再利用するワックスの量も増えますからね。
ススを極力出さない方法は?
キャンドルを使用しているときはなるべく動かさないようにすることがススを出さない秘訣です。
ススが発生する理由はワックスの不完全燃焼によるものです。
素早くキャンドルを動かしてしますとワックスが完全に燃焼できませんので、その燃え残りがススとなってワックスや近くの物体についてしまい、黒くなってしまいます。
ワックスの飛び散り防止やスス発生抑制のためキャンドルの使用中はできるだけ動かさないほうがいいですね。
ワックスが飛び散ったら掃除が面倒だよね。
動かすにしてもゆっくりと動作させるほうが無難です。
また、他にも自然由来のワックスでできたキャンドルを使うとススが発生しにくいです。
自然由来のワックスは炭素の含有量が少ないためです。
自然由来のワックスの中でもソイワックスが特に人気です。
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逆にパラフィンワックスなどの石油由来のワックスは炭素が豊富に含まれているのでススが発生しやすい傾向にあります。
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